KIM MYUNG-MIN    ++WOMAN SENSE 2009年7月号++


DREAM HOUSE

俳優キム・ミョンミンの漢南洞(ハンナムドン)マンション。
家を計画する間、彼は時には<白い巨塔>の冷徹な医師であり時には<ベートーベンウィルス>の繊細な芸術家であった。
その瞬間ごとにキャラクターに忠実な演技派俳優であるようにリフォームに対しても熱情的なエネルギーを一度に注いだ俳優キム・ミョンミン。
節制されて安定的に見える彼の初めての家は俳優キム・ミョンミンに似ていた
    


チョンセで住んでいた家 大々的なリモデリング(リフォーム)を決心する
   ※チョンセ→入居予定期間分の家賃を一括して前払し、契約終了後に前納分が全額返金される賃貸制度

チョンセで3年間住んでいた家を購入することに決めた最も大きい理由は直ぐ前後の庭のためだった。
マンションだが1階だと庭を利用できて寝室、居間、子供部屋、台所などすべての場所でで自然風景を見られることが長所。
ただ、3年住んだ家だから不便な部分をすみずみまでよく知っていた。
まず、壁の構造のために面積に比べて家が小さく見えたし、テラスを自由に利用したいが動線が不便だった。
"ここを完全な自分の家と決めるまで最も苦心した部分は、空間をどのように安らかで効率的に使うかということでした。"
施工デザインを引き受けたチョ・ヒソン室長は初めてのミーティングの時、不必要を取り払う空間レイアウト変更とデコレーション試案をポートフォリオであらかじめ作業してきて、ちょうど彼が願った家のイメージとぴったりだったので、少しの迷いもなくリフォームをを始めた

   


休息と機能をあまねくそろえる

施工期間の間は地方で映画撮影中だったが中間中間で進行状況をチェックすることも忘れなかった。
チョ・ヒソン室長やはりキム・ミョンミンといえば、メジャーと手帳を思い出すほど彼は非常に几帳面で細心な人だと話す。
耐久性とカラーを考慮した床材選択から採光を助けるギャラリーウィンドウ、居間のピアノの照明部方向。
ランニングマシンのコンセント位置までチェックするほど彼の繊細な性格は衣装ダンスの整理にも如実にあらわれる。
ドレス ルーム、レイアウト図面は直接、そして撮影前日にはティーシャツ一つまですべて服に掛けにかけて収納した。
"私は家ですべての仕事をします。友人はもちろん業界関係者たちも来て、親戚や同僚俳優もよく招きます。
台本の練習もして、家は私が最も多く過ごす最高のシステム空間であるわけです"
長く住む家なので流行を追求するよりモダンに計画したかったという彼、全体に床材料は床のウォルロットカラーを選んで物静かで高級な雰囲気を完成した。
最も心血を注いだ空間は浴室。寝室と浴室はドレス ルームを通路でつないだ構造で、ドレス ルームと浴室の間につなぐ小さいパウダールームをなくして浴室を広げた。
3人がいっしょに入浴できる程大きな浴槽と2人用洗面台、手軽なシャワーブース、広い収納棚など、休息と機能をすべて揃えたのは、やはりいつも家族と共に過ごそうとする彼の特別注文のためだった

    


       


家族ための理想的な家に生まれ変わる

台所はラウンディング筒窓の壁面を払いのけて全面システム窓戸を設置した。
裏庭に出て行く動線が変わると、台所向こう側のリビングに座っても庭が見えて良い、台所は料理をしながらも家族と会話ができるように壁を取り払っててシンク台にアイルランド調理台を置いてレイアウトを変えた。
花瓶、ごみ箱、キャンドルなどこの家には意味ない小物は一つもない。家電製品を購入する時もどこに置くのか、どんなカラーを選ばなければならないのかまで詳細に施工デザイナーの助言を受けた。

誰かは”男がなぜこのように干渉するか”というかも知れないが家で過ごす時間が多いから彼の意見が何より重要なのが事実。
撮影のスケジュールがある時以外は家で時間を過ごして本を読んで映画を見るなど一人だけの時間を持つことが好きな彼に家の存在は考えるよりはるかに親密だった。
限られた空間に2〜3の機能を入れるために押し入れを取り払いムチジュ棚で机を製作、低い階段で空間を分け、集中度を高めるために窓を防いで棚を買いとり、本箱で演出した。
この外にも5.1チャンネルの多様な音楽ジャンルを表現する部屋のオーディオ システム、ピアノを演奏するのに快適な照明、夫婦でワインを飲むことができる落ち着いたデッキなど彼の要求のとおりに施工が着々進行され、彼と家族が夢見る理想的な家が完成した。



       
家族のくつろぎの場所いちいち彼の手を経る

息子ジェハの部屋は、やはり一つ一つ彼の手助けで完成された。
子供部屋の照明が3波長形蛍光ランプと眩かったんですよ。ジェハの視力が良くないからランプもコーティングされたものに変えました。
反対に妻のイ・ギョンミ氏の性格は無関心と感じられる程気さくだ。正反対なのでむしろ相性がよく合うという夫婦は互いに内助外助が上手だとほめる。
ミョンミン氏が話すことは私はすべて聞きいれますよ。とても几帳面で、望むことで違ったことがありません。
初めてデザインを依頼した時、基本ベースはシンプルにして家具でポイントをつけるといって、果たしてクラシックな雰囲気が演出されるか心配になったというイ・ギョンミさん、だが夫の決定のとおりに家が完成されると、真っ青にならないのに高級なスタイルが演出されて満足。家もはるかに広く見えて気分が良い。
もう家のどこからも庭を鑑賞できて大満足です。最も気にいったのは充実した収納空間です。
荷物を積んだベランダがなくなって心配しましたが、隅々に収納棚があってきれいに収まりました。
彼はこの頃AVシステムをそろえた書斎で、心地良いソファに横になって映画を鑑賞したりしばらく会えなかった友人を家に呼んで、バーベキューパーティーをする面白味にどっぷり浸かった。
12人用テーブルがあるダイニングと広場がまさに連結して、ガーディニングパーティーを楽しむことができる。
イ・ギョンミさんは丈夫な収納棚に不明瞭だった暮らしを整理するのに余念がなく、念願だった浴槽につかって一日の疲れをとる


久しぶりの休息を過ごす最高の休養地

役割にどっぷり浸かって,キム・ミョンミンの姿が感じられなくても作品の中の人物として生きる俳優になろうと努力するという彼。
今年10月封切りする映画「私の愛の私のそばに」を撮影する間、本当にルーゲリック病にかかった患者のように体重を減量したのも彼の意地のためだ。
「映画撮影をしながら体重が53kgまで減りました。釜山に留まる時,撮影がない日も外出できないほどからだも心も大変だったんですよ。その時は家のことを考えて心を落ち着かせました」
映画撮影をしながらリモデリングを敢行した結果、むしろ何かしなければならないことがあって良かったし、おかげで家に対して多くの勉強をしたという彼。
妻と結婚する前に約束したことがある。作品一つを終わらせるごとに一緒に旅行することだ。だが今年は省略することで合意した。
新しく計画した家がとても良くて,あえて旅行に行かなくても良いほどで、今年夏は家で家族といっしょに心豊かに休暇を楽しむ計画だ。

           


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