KIM MYUNG-MIN  ++singles2009年2月++

柔らかいカリスマ
キム・ミョンミンに中毒になる。




“日常での私は、至極普通の男性です。自分を磨くことにあまり慣れていなくて
むしろ愛する妻が私の体調管理により気を使ってくれます。
そのため、私はシンプルなスキンケアを好みます。
よく理解できないいろいろなステップのある製品を使うことより
確実なひとつの製品に引かれます。
LANCOMEのAGE FIGHT FLUIDは疲れ切った肌を
回復させてくれて明るくしてくれるいろいろな効能があってさらに満足です。”


燃えそうなほど強烈にあふれるカリスマ、その中に隠れたやさしくて柔らかい人間の内面演技で、二度とない天才的マエストロの役を演じ切り、大韓民国最高の男性俳優として力強くそびえ立ったキム・ミョンミン。演技者としての姿以外にはなかなか大衆の前に自身を現さなかった彼がランコムとの独占インタビューに応じた。<ベートーベン・ウィルス>の余韻がいまだに治まらない中、彼との密着取材現場にあなたを招待しよう。

進行/チャン・ウンス・photo/リュ・ヒョンウォン




昨年大韓民国をカリスマと個性あふれるキャラクター カンマエ熱風に包み込んだ主人公、キム・ミョンミンとの撮影が予定された時間は、昨年12月末のある日、午前10時。撮影にただの1分も遅れずに、ヘア、メイキャップまですべて準備を終えて姿を現した彼はスタッフたちに向かって魅力的な低音で挨拶をするや、すぐにカメラの前に向かって言った。
「さー、始めましょう!」瞬時にすべての人の視線と動作はキム・ミョンミンに向かって集中し、彼は撮影現場を指揮する、また違うマエストロになっていた。撮影が終わった後、何週か先までぎっしり詰まった殺人的なスケジュールで彼とのインタビューは実現しないまま持ち越しとなり、数十回の通話とメールの末にやっとキム・ミョンミンとの劇的インタビューを成功させた。2008年年末の演技大賞受賞、たくさんのパーティとイベント、インタビュー、クランクインを前にしている新しい映画の準備にいたるまで、大韓民国で一番愛されると同時に忙しい男になってしまった彼との対話はさらにわくわくどきどきさせた。


Qあなたは昨年ドラマ<ベートーベン・ウィルス>で爆発的な人気を得たことはもちろん大賞まで受賞した大韓民国最高の俳優だ。そのようなあなたにとって演技とはどんな意味があるか?

新しい役を引き受けるたびにいつも死に物狂いになります。(ため息をついて)解こうとしても解くことができない糸のかたまりとでもいいましょうか。今までやってきてこれからもずっと続けますが、やればやるほどさらに疑問点が残るし、難解なのがまさに演技です。一生解かなければならない課題だと思います。

Qカメラはあなたにとってどんな存在ですか?

カメラの前に立てば、足元から湧きあがってくるエネルギーが一か所に集まるのを感じます。練習やリハーサルで同じシーンを演じる時とはまったく違い、カメラの前に立てばすべてのことが凝集し、集中します。部屋にちらばっている気が私の身体と心、頭に吸い込まれるようなエネルギーを感じます。ただ緊張と表現するよりも強烈な感じです。

Q俳優としてあなたを一番成長させたドラマあるいは映画は何ですか?

初めて医者役をやった<白い巨塔>です。この役を通して、演技というものが何かを満たしていく過程ではなく捨てなければならないということであるのを悟るようになりました。自分をコントロールできずにオーバーに演じることより抑制した演技が何倍も難しいということです。

Q自分が生まれつきの俳優だと思いますか?

生まれつきですって?フフッ^^ そうではなくて、私によく合っていると思います。いつも新しい役を始める時は不安で大変ですが、それを創って完成させていく過程で快感を感じるためです。私が最も尊敬する俳優、イ・スンジェ先生がおっしゃいました。俳優は創造し続けなければならないと。それがない俳優は生命を失うのと同じだと。そのような意味で私は演技を通して新しいものを創造し、その過程で楽しみと成就感を感じているので、ちゃんとした道を歩んでいるということです。

Qあなたが思う男性観、そして男性の魅力は何ですか?

外側に現れるマッチョな面よりは外柔内剛こそ真の男性像でしょう。外面は柔かいですが、内面は強い人。外ではすべての人に寛大ですが、自分にはひどく冷たくできる人のことです。

Qあなたに対する一番大きな誤解があるとすれば何だと思いますか?

私をすごくまじめな品行方正な男性のイメージで思われているようです。たぶんバラエティに出ないし、私生活をほとんど露出しないからではないかと思います。そのようなイメージのお陰で広告のオファーもたくさん入ってくる方なので、悪くないでしょう。ハハ。
でも私も一方ではすごく自由な魂の持主です。一人で何カ月もの間旅行に出たこともありましたので。

Q10年前、ですから20代の時あなたの姿はどうでしたか?また今はどのように変わったのか気になります。

(深く考えこんで)20代の時、私は戦闘的な姿でした。周りを見る余裕がなく、何かに向かって走って行くんですが、慌てているのでむしろ転んだり、怪我したりしがちでした。
目に見えない目標に到達しようと努力するので、1テンポ休む術も知らなかったですし。
今はむしろ目の前のことをひとつひとつ成し遂げているようです。一つの作品、また次の作品に臨むたびにその瞬間にだけ集中するのでむしろ心に余裕が生まれます。

Q男性俳優として外見を磨くことが本当に重要だと思いますか?

作品にはいった時、ベストのコンディションを維持しながら前もって体力の調節をしておかなければならないため、運動をまめにしていますが、普通男性のように皮膚管理はそれほど気を使わない方ですね。でも本当のプロになろうとすれば、外観を磨くこともまた手抜きをしてはだめだと思うので最近になって男性用スキンケア製品をそれぞれ使いながら少しずつ学んでいます。実際、以前には妻と同じ女性用製品を使っていたんですよ。
毎日肌に塗る製品を選んでくれて、旅行に行く時もいつもパックを準備してくれるなど妻が細かく気を使ってくれる方です。

Qスキンケアに関心を持ったばかりにしては肌がきれいですね。秘訣を教えてください。

LANCOME MENラインを使っています。香りがすごくいいし、使用感が爽快で気に入ってます。どんなに忙しくても紫外線防止だけは必ず揃えて塗る方なんですが、特にLANCOME MENのUV EXPERTは紫外線とストレスから肌を保護してくれて一番愛用している製品の中のひとつです。

Q高画質TVの時代なのですが、あなたも肌の老化が気になりますか?

肌に年を感じるのは男性も女性も同じでしょう。何かケアをしたいけれどその方法がわからなかったんですが、LANCOME MEN AGE FIGHTを使いながら周りの人が肌が若くなったと言うんですよ。 ‘ANTI-AGE専門家’と呼べるほど製品ひとつに多様な老化防止機能が入っていて、すごく効果的です。

Q新しい映画<私の愛 私のそばに>もやはりあなたの演技生活において新しい挑戦になる役柄を引き受けていると聞きました。新しい役に没頭するためにどのような準備をしているのですか?

今までしてきた役は何か習得して、練習して、見て、身体に馴染ませながら努力するだけ結果が出る役でした。でも今回の役は次元が違うように思います。不治の病に罹った男性の姿を演じるのですが、間接経験の他には何もできないでしょう。今すぐ、どんな風に努力をしなければならないかもわからないじれったい状況ですが、結局はそのキャラクターが私自身に昇華される瞬間が来るのを待って努力するということです。


どの時よりも忙しい日々を過ごしているキム・ミョンミンは、もう自分の人生をちゃんとコントロールしている余裕が感じられた。大衆の中では自分を簡単に見せないベールに包まれたキム・ミョンミンだが、受話器を通して正直に本音を語ってくれた彼は自分だけのはっきりとした演技哲学を持った名優であり、一人の魅力的な男性だった。自分を磨くビューティケアまで気を使える細やかさを持った彼なので、どんな配役でも小さなディテールひとつ逃さない、まさにその完璧さを演じきれるのではないか。








翻訳:SAMTAさん 


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