‘名探偵’制作者キム・ジョガンス“借金督促お祝い電話激しいですね”(インタビュー)@  newsen

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キム・チョガンス代表


2月13日までに350万観客を集めた映画‘朝鮮名探偵’(監督キム・ソギュン)の勢いが通常でない。 正月連休を狙って1月27日封切りしたこの映画は巨艦‘ガリバー旅行記’ 'ピョンヤン城' ‘グローブ’を相次いで撃沈させてロングラン体制を整えた。 綺羅星のような忠武路監督の代わりに汝矣島芸能局出身PDが正月連休‘興行決着者’になった。

‘朝鮮名探偵’を製作した青年フィルム キム・ジョガンス代表は“ミョンフィルムと共同製作した‘ハッピーエンド’以後12年ぶりに興行作を出すことになった。 この頃電話をたくさん受けるが大部分は‘もう私の金返せるのか’という借金督促性祝いメッセージ”と笑った。

“五十になる前ジャクソンファイブヘアースタイルをしてみたくて年初事故を起こした”という彼は‘D-WARS’封切り当時本意と違ってシム・ヒョンレを批判してネチズンにたたかれたこともあった。 数年前カミングアウトして新鮮な衝撃を与えた彼は忠武路で??映画をはじめとする文化多様性に先頭に立ってきた映画関係者と指折り数えられる。

“20億越える借金をすべて返すくらいに映画が走ってくれたら嬉しい”と話したキム・ジョガンス代表はこの映画の人気の秘訣は“笑うことが少なくて疲れてだるい現実を少しの間だけでも忘れさせる豊富なユーモアと弱点あるキャラクターをしらじらしく演技したキム・ミョンミンのおかげ”と話した。 次は一問一答。

★'ハッピーエンド'以後12年ぶりの興行

-キム・ソギュン監督とは2006年‘オールドミス ダイアリー’劇場版以後二番目だ。 どんな縁が隠れているか。

“‘オールドミス ダイアリー’が当時3000万ウォン程度の損害をこうむって放映終了して惜しかった。 ‘朝鮮名探偵’を準備しながらその時を思い出してキム・ソギュン監督に電話して‘キャラクターコメディで脚色するならば一度出てみる’と意気投合した。 本来は2009年春に撮影が入る予定だったがKBSとの派遣問題が不如意で昨年夏クランクインした。”

-12年ぶりの興行、感慨が新しい。

“‘ハッピーエンド’は全国スコアが集計される時ではなかったが当時ソウル観客130万人を動員した。 12年ぶりの興行だと正月連休期間あっけにとられた。 お祝い電話も多かったが‘私の借金も返すことができるのか’という電話が多かったよ。(笑) 暮らしが真のギリギリだ、皆余裕がなくて、そんなことを新たに感じた。”

-最も記憶に残る祝いコメントは。

“映画祭作家協会代表のチャスンジェ兄さんが一番最初にお祝い電話をくれた。青年フィルムと縁が厚いパク・ヘイル、イェ・ジウォン氏もあたかも自分の仕事のように喜んでくれた。”

-ヒットした原動力、秘訣は何と見るか。

“この頃人々が笑いたかったタイミングが合ったようだ。ここに重たいキャラクターを主に受け持ってきたキム・ミョンミン氏が弱点あるキャラクターをリリースして観客に新鮮に近付いたことも功を奏した。 ミョンミン氏は私たちのシナリオを見て二日でOKした。 本人も暗くて重い役から抜け出したがったようだ。”

-キム・ミョンミンが撮影途中肋骨にひびが入る迂余曲折も体験した。

“本当にすごい俳優だ。 正月連休に合わせて封切りだから病院で5〜6週休めば分からないだろうか1週間休むのは役に立たないというとすぐにミョンミン氏が撮影を押し切った。 探偵の時と王と奴婢に会う時などすべての対話トーンを四種類バージョンで準備してきたのもミョンミン氏あった。 アイディアも豊富でひげもそこに合うように四種類バージョン製作したし、衣装知識も博学だった。 初めて衣装チームが持ってきた材質を見ていて‘絹織物がさらに似合う’と意見を出したよ。”



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★天主屋ソル・ジョンウン監督がとった傍点

-ファムファタール役にハン・ジミンを起用したのは多少冒険ではなかっただろうか。

“あまりにも可愛くて清純な役をたくさんして本人もそれに対するのどの渇きがあった。 もう少しセクシーに見せようと本人が努力した。 胸をしめつけて豊満に見えるようにしたのもジミン氏のアイディアであった。 他の女優の名前も議論されたがキム・ソギュン監督が初めから主張した0順位俳優がハン・ジミンだった。 通念を破ってみようという意図が功を奏した。”

-放送会社芸能局PD出身だと撮影速度がとてもはやかったと聞いた。

“それで俳優の苦労が多かった。(笑) 一度はオ・ダルス先輩が‘このようにそよそよと行ってもかまわないのか’と不安に思うほどであったから。 こういう不安感は4回のため現場編集を見た後消えた。 俳優が‘信じてついて行こう’と決心した。 名探偵がピーナッツ売り出てくるシーンでは‘さらにはっきりと壊れなければならない’とミョンミン氏が積極的に出た。”

-天主教が映画を含んだ大きい貯水池役割をした。

“ひとまず原作に忠実だったし監督様と私が篤い天主教信者の理由もある。軽い映画に作らないといったし、それで天主教に対する描写は全面的に監督様裁量に任せた。 天主教に目を開いた奴婢が宗教弾圧受ける場面を長時間露出したのは重たいメッセージを与えたいという監督の意志のためだった。”

-キム・ミョンミンが‘チチポン’とする場面ではさく烈した。

“そんなところが放送会社PDの瞬発力と芸能感のようだ。 多分既存監督ならそのような台詞と設定を入れなかった。 ‘オールドミスダイヤリ’の時もそうだがキム・ソギュン監督は今回も52回でクランクアップして3回を減らした。 純製作費は43億5000万ウォン程度必要とされたし。”

-惜しい点は。

“とても急にとって見たらハンティングと美術に対してちょっと粗雑だった。 多くの場面を‘善徳女王’聞慶(ムンギョン)セット場で撮ったし時代背景に合わない部分をいちいちCGで消して重ねてかぶせたが製作費は惜しんだかも知らないが製作者としてはちょっと惜しかった。 IT強国の我が国は史劇を撮るには本当に良くない国だ。(笑)”

★税金増発、遷都、保守、バカは現実つねること

-青年フィルムの次のライン・アップ計画は。

“撮影中の‘依頼人’は60%程度終えたし近い将来私が長編演出デビューする。 ゲイカップルとレスビアンカップルを素材にしたクィオ ロマンスだが今年の夏とって冬に封切りする予定だ。 題名は‘二回の結婚式と一度の葬式’で、その他に来年リリースする二編のコメディを開発している。“

-名探偵が飛び降りる岩がノ・ムヒョン大統領の自殺を思い出させるという言葉もある。

“みみずく岩を連想させるという話を私も聞いたが特定の人を思い出して撮影したのではない。 ただし税金増発と遷都を囲んだ改革と保守勢力の対立、高価の絵を通した秘密資金造成などは多分現実政治とも脈が通じているだけに現時代状況を適切に溶かしてみようとの趣旨が明確にあった。”

-嘱望された32才チェコ・ウン作家が若死して映画界を残念にした。 代案は何か。

“作家組合が出なければならない。 演出と撮影、製作、照明など君の核心分野は組合があって権益改善に先に立つのに作家は求心点がない。 力がある作家が先に立って後輩を守らなければならない。 米国も作家は個人主義指向が強いがストライキまでしながら自分たちの権益を保護するのではないか。 製作者の私がこういう話をするのが矛盾だが(笑) 労働者が先に要求しなければ使用者は絶対出ない。”
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