キム・ミョンミンが変わった 艶がない指揮者 不治の病にかかった男 2011/01/29
〜一部抜粋〜
“オ・ダルス先輩は会った相手俳優の中で最高でした。
映画の中私たちの関係をシャーロック・ホームズとワトソン博士と比喩するけれどそれより一枚上でしょう。 ハハ。 互いに目つきだけで通じるほどにまでなりました。”
名探偵が行く所ごとに会う人物とのエピソードはこの映画の大きな面白味。その中で一人の使道(上官)とキム・ミョンミンが行う声対決は断然圧巻だ。
“事実人間キム・ミョンミンの自尊心が入った場面です。 私も声では誰に負けないでしょう。 その幼稚な発想で始まった自尊心がその場面に含まれたことでしょう。
一種の気力の戦いでしょう。”
●撮影が終われば無条件に本を持って家族旅行
キム・ミョンミンは‘朝鮮名探偵’撮影を終わらせて妻、息子と共にタイのプーケットに家族旅行してきた。
毎回作品が終わると旅行に出るのはキム・ミョンミン家族の休暇法だ。 “撮影時は妻は何も言わないが終る時頃にインターネットで熱心に資料を探して旅行地を定めます。
撮影が終わったら集めた資料を私に広げてみせて決めてと言います。”
旅行に行く時いつも本を持っていく。 一時は20〜30冊ずつ持っていったほど。
旅行して全部読んだ後、帰ってくる時に本を適当なところに置いてくるのが彼だけの読書法であり旅行法だ。
“無名時代は一人で1年に本100冊読み取り運動を3年の間しました。
思ったより容易なことではありません。その時の習慣で今でも読書をしますが、得るものがあれが失うものがあるようにあんまり読むことはできませんね。
この頃は人間の類型を心理学で分析したエニアグラムに関連した本を読んでいます。”
キム・ミョンミンの読書法は独特だ。
小説は読んだら表紙だけ残して全部捨てる。 読んだという記憶が必要で表紙は残すが限りなく増える本の体積を減らすためだ。
ただし青少年期感性に影響を与えたシドニー・シェルダンの本や村上春樹の‘1Q84’のように所蔵価値のある小説は保管する。
●ミョンミン氏はいつからそのように演技が上手だったか?
キム・ミョンミンに‘私の愛私のそばに’で共演したハ・ジウォンが出演した話題のドラマ‘シークレット
ガーデン’を見たかと尋ねたところ首を横に振った。
長安(チャンアン)の話題であった名セリフをまねて彼に“キム・ミョンミン氏はいつからそのように演技が上手だったのですか?”というとんでもない質問を投げた。
しばらく笑った彼は予想より長くて慎重な返事をした。
“たくさん高級になったことでしょう。 初めはやぼったくて技術もなかったですから。
演技者は巫女と似ているようです。 申し子あるいは神が降りるという感じというか。
いくら回避しても、ある間この席を捨てるといっても結局本人が持ちこたえることができません。 演技は誰かが強く押してするのではないようです。”
もちろん努力も必要だ。
彼は“99%は容貌と才能で持って生まれるが1%の努力がその99%を逆転することができる”と演技者の難題に選ばれる発音も努力すれば解決できるといった。
キム・ミョンミンが今まで毎日継続している発音訓練は舌を力いっぱい捉えて抜く練習。
“舌の下が裂ける時まで繰り返せば発音が確かに良くなる”と言い“完ぺきな人はいなくて、ただし完ぺきになろうと努力する人だけがいるのではないか”と言った。